野菜ソムリエの夫
食育指導士の妻
食にこだわる二人が育てた作物たち、「安心・安全」はもちろんのこと『作物が持つ本来の味』を伝える。
小さな家族経営の農家だから出来ること、量より質を求めるため私たちは今日も作物たちと語り合います。
ふぞろいの蜜柑たち本舗のこだわり
食のスタートラインに立つ農業者としてお客さまに「作物本来の味」を届けることが私たちの使命です。
そのことについて自問自答した結果たどり着いた答えが『作物が持つ力を最大限に引き出し最高の状態で届ける』ことです。そして、人と人の『笑顔の連鎖』を繋げます。
作物の力を引き出すために「こだわる」こと
基本管理と作物を注意深く観察することで健全な植物体をつくり有機・減農薬栽培に努めています。
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有機栽培(土壌中の微生物を増やし、丈夫な根を発育させるために化学肥料に頼らない土づくり)
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減農薬栽培(病害虫の発生を予察し農薬の使用回数の削減)
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マルチ栽培(急激な環境の変化から健全な根を守るための対応と雑草抑制)
味を損なわないために「こだわる」こと
みかんはとてもデリケートで果実の酸味は自己防衛(腐敗防止)機能を果たしています。
アスパラガスは収穫後も自身のエネルギーを使い生長を続けるため時間経過とともにうま味が抜けてしまいます。収穫後すぐに予冷し、選別・出荷するためジューシーで軟らかいアスパラを届けます。
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機械を使用しない、人の手による果実選別(衝撃を与えず味の変化を防ぐため)
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直前の箱詰め(果実の呼吸で箱内加湿の防止)
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最短での発送(本来の味を知って頂くため)
風景や思い
産地の位置について
ふぞろいの蜜柑たちの産地である、天水町は熊本県の北西部に位置し、東に金峰山、西に有明海、雲仙普賢岳を望む金峰山系の西側斜面に広がる集団ミカン園と玉名平野の一角である平野部からなります。
草枕の舞台、天水
夏目漱石は熊本に在住だった際に、小天温泉(玉名市天水)へ旅をしました。後に、その旅を元に書かれた小説が「草枕」として発表され、漱石の代表作となりました。
熊本県玉名市天水町には「草枕」にちなんだ「草枕温泉てんすい」、「草枕交流館」、「前田家別邸」、その他、草枕の一節「おい、と声をかけたが返事がない……」の舞台になっている峠の茶屋(鳥越峠)は公園に整備されるなどみどころが盛りだくさんです。